心に残る映画といえば

今週のお題「心に残る映画」
結構マイナーですが、「The goodbyegirl」(1977年 米)ですね。
いままでで唯一ビデオ(まだDVDなんて存在してなかった)を買った作品です。

内容は典型的なラブコメで、子持ちバツ1の中年女優が同棲中の彼氏(俳優)に逃げられた挙句、部屋の権利を無断で売り飛ばされたために、その権利を買った彼氏の友人(やはり俳優)と同居せざるをえなくなり、やがて二人は恋に落ちる、というもの。
オープニングのツンデレからラストのデレデレまで、中年女優を演じたマーシャ・メイスンの演技がとてもかわいらしい。そしておどけながらも精一杯生きる俳優役をリチャード・ドレイファスが好演。彼はこの作品でオスカーを受賞しました。
そして子役の女の子がおしゃまでかわいい。

トリッキーな展開もどんでん返しもなく、ひたすら基本に忠実な恋愛映画ですが、主演二人がとても生き生きとしていて、ついつい応援したくなります。

それにしても、60年代から70年代のNYって何であんなに魅力的なんでしょうね?冬の道路をスーパーの紙袋を抱えて二人で歩くシーンがあるのですが、自分もそこを歩いてみたくなりました。
あの光景の中では、40代が何の保証もなく夢を追いかけることが自然に見えるから不思議です。

ちなみに冒頭彼氏が逃げた理由は、ベルトリッチの新作に抜擢されたから、です。

追記:写真館みたいのがあるんですね。
http://www.imdb.com/media/rm158963712/tt0076095

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